
Samiです。
皆さんは占い結果で、何かを選択したり、決断したことはありますか?
例えば今日は何色を服を着る、とか何を食べるなど、そういった日常的で、影響が小さいものなら良いのですが、人生の大きな決断を占いで決めるのはおすすめしません。
当然、大事なことを占いなどで決めるはずはないと、理解されていると思います。
ですが、人は本当に切羽詰まると自分を見失ったり、背中を押してほしかったり、自分の心以外の判断基準を必要としてしまう時があります。
占いで決断をして後悔した話
私は過去に、一度だけ大きな選択を占い結果で決めたことがあります。
今思うとなかなか勇気のいる行動でしたが、その時は自分の判断が正しいのかどうか、考えすぎて全くわからなくなっていたのです。
幾人かの友人に相談しても、共感は得られるものの根本的な解決につながるヒントは掴めず、諦めていました。
私は元々占い好きだったこともあり、占い鑑定してみようと思い立ちました。
自分なりに成功率を高めようと考えて、数人の占い師に占ってもらい、それぞれの結果を聞いてから決めようと思ったのです。
的中率の高い占い師
それなりに名のある複数の占い師に鑑定してもらいました。
その結果、占い師の中で、とくに過去や現状の的中率が高い方がいました。(中にはコールドリーディングだった人もいましたが・・)
そして、AとBの選択で迷う私に「Aが良い」とわりとハッキリと告げられたのです。
Aが良いという理由、Bががダメな理由、新しいCの道があるのか・・など、深堀りして納得できるまで話しました。
そして、この複雑な悩みを理解してくれた上での答えだったので「Aが良い」という回答がより正しく感じられました。
私はそれからAの選択に向けて動き出しました。
Aを選んだ結果
実は、Aを選択してどうなったかという話は、今回あまり重要ではありません。
あれから数十年経っており、今、私が当時のことをどう思っているかを占い好きな方へ向けて話しておきたいと思っています。
Aを選択したことに後悔はないが占いで決めたことは後悔している
というのが、今の気持ちです。
最後は自分で決めたこと
例え占いで決断したとしても、その結果を採用して最後に決断したのは私です。
なので、正確には私が決断をしているのですが、その判断の大部分が占い結果によるものだったという事実は、今でも忘れられずに引きずっています。
なぜならそれ以前にも、それ以降にも、人生には大きな選択がありましたが、自分の頭で考え抜いて、自分で確信を持って選択したことは、少しも後悔していないからです。
たとえ結果が悪くても、です。
どうすれば良かったのか
じゃあ、考え抜きながらも選択の確信を得られなかった当時の私は、どうすれば良かったんだろうと、今でも考えます。
きっと、考えても選べないときは、いっそ考えるのを止めて流れに身を任せるのが良かったのではないかと、今はそう思います。
おそらく、そうしていればおのずとAの道へつながっていたような気もするのです。
ちなみに、Aは一般的には選ばない選択で、普通ならBを選択するだろう、という内容でした。
今思うと、その当たり前の「B」を素直に選べない、という時点で私の向かう方向は決まっていたのかもしれません。
後悔から受けた恩恵
占いで決めたら後悔するという話をここまで書いてきました。
私はこの件をきっかけとして何かを解決するために、占い鑑定してもらうことはなくなっていきました。
占いを見て→決断する
のではなく
決断する→占いで確認する
というのが今の運勢占いの私の活用方法です。
そして、その使い方が私の人生をより良くしてくれていると実感しています。
その次元に引き上げてくれたのは、間違いなく若い頃に体験した大きな後悔のおかげです。
その意味では、あの時占いで決めて良かったともいえますので、ちょっと複雑な心境です笑
占いを確認して悪かったら?
決断したあとに占いを見る理由は、
- タイミングが合っているかどうか
- ネガティブ要素でリスクヘッジ
- 大きな運勢にどう絡んでいるか
を確認しています。
どういうことなのか、例として「転職する」という場合でそれぞれ解説します。
タイミングが合っているかどうか
転職のタイミングで「新しい環境や人間関係に良い」とか「移動や引っ越しに良い」など、転職を後押しする運勢であれば、スムーズに動けると判断できます。
「今は準備期間」や「来年から仕事がよくなる」などの場合、自分の中の許容可能な範囲で調整するようにします。
ただ、「自分の確信した行動」と運勢のタイミングは、不思議とマッチするのであまり迷うことはありません。
ネガティブ要素でリスクヘッジ
転職のタイミングで「コミュニケーションが上手くいかない」とか「自分が攻撃的になりやすい」という運勢だったとします。
タイミングをずらせないときは、自分なりにそれらが起こることを前提にして対策をします。
起こらないようにするのではなく起こることを前提にするのが大事です
打ち合わせや会食は早めに準備したり、通常よりもメモを活用、笑顔を意識、話すよりも聞く比率を上げる、など。
そして、会話は早めに切り上げる、カッとしたら一旦席を外す・・など。
あまりにメンタル不調で嫌な予感がする時は、迷惑になるくらいなら会社を休んでも良いかも、という判断も運勢がわかっているので実行しやすくなります。
対策や準備は、社会人として普通にこなすべきことだと思いますが、なぜかそれが上手くできないという運勢であるなら、いつもより強く意識しておくだけで致命的な失敗を回避しやすくなります。
大きな運勢にどう絡んでいるか
占いの運勢には、ほとんどに10年以上の単位で大きなテーマの運が周っています。
転職するというタイミングと、大きな運勢との関わりを確認することで、長期的な視点で意識することがわかります。
例えば仕事に邁進する時期であれば、成長が期待できるため、転職によってスキルアップを目指そう、と思えます。
あるいはハードワークになるかもしれないので、会社の近くに引っ越しておこう、ジムで体力つけよう、なども考えられます。
遊びや趣味の時期であれば、自分の好きな要素をもった会社を探そう、とか趣味に時間を使えるように残業が少ない職場を探そう、といった視点が生まれます。
対人関係に良い時期であれば、社内の人間関係を重視した振る舞いを意識したり、誘いを断らないようにする、といった心の準備ができます。
もちろん最初に自分で「転職する」と決めた、元々の要因が一番重要な部分ですが、長期的にプラスアルファで自分の運勢を活用すると、より的を絞ったヴィジョンが見えてくるため、日々が楽しくモチベーションも長く維持できるものです。
後悔の影響
占い結果で何かを決断した後悔が、今の私にどう影響しているのか少し書いておきます。
もし私がBを選択したら、今とは180度違った人生を歩んでいました。
その人生に未練はないはずなのですが、なぜか事あるごとに「あの時Bでもアリだったのでは?」と頭をかすめ、小さなストレスになっていきます。
その後、必ず「ちゃんと自分だけで決めればよかった」と後悔の気持ちが湧き、少し自信を無くしてしまいます。
先述しましたが、自分だけで決めたことだと、結果が悪くてもこういう思考は不思議と出てきません。
自分だけで決めるということは、リスクを全て認識して受け入れている状態だからです。
これは、占いだけではなく、家族や友人の言う通りに選択した人にも心当たりがあるのではないでしょうか。
まずは自分で決断する
占いは頼るものではなく、自分の状態を確認してより良く活用するというのが私のおすすめの使い方です。
これは、占いを信じる人にしか使えない武器ともいえます。
また、もしも運勢占いが完全なデタラメだったのだとしても、運勢を利用して定期的に自分と向き合う時間を取ったり、方向性を認識したりする時間は自己啓発にもつながるためメリットでしかありません。
このページをここまで読まれた人は、きっと上手に占いの運勢を活用してもらえる気がします。それであればとても嬉しいです。


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